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2件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

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2013-11-14 第185回国会 参議院 法務委員会 第5号

参考人三野進君) お答えになるかどうか分かりませんが、我々医師が常識と思っている状態症状のカテゴリーというのと、一般の方が考えているのと、あるいは法制審議会の議論をお読みして刑法学者の方が考えているのと、随分懸け離れているなというのが印象でございます。  状態症状、どう違うかというと、厳密に言えば難しいところがあります。てんかんの発作性、意識を失うような病気と、私どもの担当しております精神疾患

三野進

2013-11-14 第185回国会 参議院 法務委員会 第5号

参考人三野進君) 石井先生の御質問にお答えになるかどうか分かりませんが、私どもの専門の立場から申し上げたいと思います。  少なくとも、第三条の第一項の酒気帯び及び薬物の影響によるものについては、厳罰化することによって大きな刑罰による効果があるだろうと思います。しかし、病気によるものについては、対象を明確に限定をする、あるいは的確に押さえていないので、かえって広い範囲を押さえることによってむしろ厳罰化

三野進

2013-11-14 第185回国会 参議院 法務委員会 第5号

参考人三野進君) おはようございます。公益社団法人日本精神神経学会三野と申します。  本日は、このような場で発言する機会をいただき、厚く御礼を申し上げます。  悪質で無責任な危険運転の結果、あってはならない痛ましい人身事故があり、将来ある子供さんや多くの方々の命が奪われました。改めて哀悼の意を表しますとともに、このような事故をなくし、無責任で危険な運転がどれほど重大な結果に至るのかを国民に認識

三野進

2013-11-01 第185回国会 衆議院 法務委員会 第3号

三野参考人 統合失調症躁うつ病危険運転との関係を示す医学的な根拠は、私ども何度も申し上げておりますが、ありませんし、運転不適正となる症状を特定するのは不可能であるというふうに思っております。  統合失調症躁うつ病などの精神症状に限らず、病気であれば必ず多くの症状が出ます。例えば、統合失調症であれば、幻聴などの幻覚、考えが支配されるという妄想被害妄想、激しい精神運動興奮、あるいは無気力、無為

三野進

2013-11-01 第185回国会 衆議院 法務委員会 第3号

三野参考人 急性精神病状態を生じないままに経過する人ははるかに多いというふうに思います。  例えば、さきに挙げられました病気の中で最も多数を占めるのは、現に今治療を受けている方で百万人を超える単極性のうつ病でありますけれども、つまり、うつ病だけで、時々繰り返しますけれども、躁の状態のないという方々ですが、その方の大半は急性精神病状態を一生涯経験いたしません。  急性精神病状態は、通常の運転のみでなく

三野進

2013-11-01 第185回国会 衆議院 法務委員会 第3号

三野参考人 精神科医としてお答えを申し上げたいと思います。  結論から先に申し上げますと、こうした精神疾患にある人の自動車運転が危険であるとは言えないと思います。  まず第一には、臨床的には、これらの病気にある人は一時的に認知機能や感情や行動が不安定になることがあり、それらを我々は急性精神病状態というふうに呼んでおります。その際には、確かに運転をすることは危険を伴うということがありますけれども、それはあくまで

三野進

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